ぐるっとパス 2ヶ月で行きたいとこ全部行く!

ぐるっとパスで行ったところ(2022/9/7~2022/11/6)&2023年の予定

⑮大倉集古館「企画展 大倉コレクション 信仰の美」

 

⑮大倉集古館

住所:東京都港区虎ノ門2-10-3 (The Okura Tokyo前)

アクセス:東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 中央改札(泉ガーデン方面)より5分/ 都営メトロ日比谷線 神谷町駅 4b出口より7分・虎ノ門ヒルズ駅A1またはA2出口より8分 / 東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅 13番出口より10分 / 東京メトロ銀座線 虎ノ門駅3番出口より10分

展示:企画展 大倉コレクション 信仰の美

追加料金:なし(一般料金1,000円)

見学日:2022年11月2日(水)

 

パンフレットの仏像に魅かれて前々から行きたいと思っていた大倉集古館。歴史は古く、開館は1917(大正6)年。現存する最古の私立美術館だという。

 

外観はまるで竜宮城。中に入っても他の美術館とは一味違う重厚感が漂う。展示されている作品の素晴らしさを建物がより一層引き立てているなあと感じる。

 

展示室は1階と2階。私は前の人にならい、入って左側の展示から見始めたが、右側から見るのが正しい順路だったと半分ぐらい見終わったところで気づく。こういうこともたまにある。

 

1階でひときわ目に留まったのが、入り口正面にある大きな石仏像。正面から見るだけでも十分立派な像だが、この像の本当の良さはうしろの細工を見ないと伝わらないと思う。ふだんから立体の作品は可能な限りいろんな角度から見ているが、この像ほど「うしろ」に見ごたえがあるものはないかもしれない。この像らしき名称が企画展のリストには載っていなかったので検索してみると、「如来立像」と判明。もしかして常時展示しているのかな。だとしたらとてもうれしい。

 

2階へは業務用みたいな大きなエレベーターに乗って移動。いざ、国宝・普賢菩薩騎象像と対面する。パンフレットを見てぜひ見たいと思っていたものが目の前にある喜び。思い入れが強いせいか、他の作品よりも放つオーラがまぶしかった。フロアの展示をひととおり見てからベランダへ出て深呼吸。歴史ある作品を見た直後に眺める新しくてきれいなタワーホテルの景色。このギャップはなかなかシュールで面白い。

 

ミュージアムショップがある地下にも行った。ここはショップだけでなく、オークラウロ(楽器)の展示や大倉集古館を説明するタッチパネルがあった。思いがけず楽しかったので、初めて大倉集古館を訪れる人にはぜひ地下にも寄ることをオススメしたい。

 

入るときは気づかなかったが、帰り際に建物の外にも作品がいくつかあることに気づく。遊び心があるなあ・・・。大倉集古館を満喫し、帰りは溜池山王駅に行ってみようと歩いていたら、警官がそこここにいて物々しい雰囲気。何かあったのかと思ったら、アメリカ大使館がすぐ近くにあった。理由が分かってちょっとホッとした。

 

とても好きな美術館だった。リピーターになる予感がする。