⑫五島美術館
住所：東京都世田谷区上野毛3-9-25
アクセス：東急大井町線(各駅停車)「上野毛駅」下車徒歩5分
展示：秋の優品展 禅宗の嵐
追加料金：なし（一般料金1000円)
見学日：2022年10月15日(土)
美術館はなるべくすいている平日に行こうと思っているが、今回は土曜日。期間限定公開の「紫式部日記絵巻 五島本第一段・二段・三段」を見られるのがその日しかなかったから。
やはり週末だからか、人はまあまあ多かった。これは「紫式部日記絵巻」人気かな、その展示はどこにあるのだろうと思いながら、掛け軸などの展示をひとつひとつ見ていく。
そして「紫式部日記絵巻」の前に到着。人だかりが出来ていると予想していたが、そんなことは全くなく、他の展示と同じように鑑賞することができた。面白かったのは、作品のとなりに当時の色使いを復元した絵も展示されていたこと。そして、その色が違和感を覚えるほど色鮮やかだったのにびっくりした。
「紫式部日記絵巻」のほかに印象に残ったのは２点。ひとつめは「紺紙金字大般若経」。紺色の背景に金色の文字と絵。星空みたいなコントラストが美しかった。もうひとつは展示室の入り口の「愛染明王坐像」。力強くて立派で、絵葉書を購入するぐらい気に入った。
展示を見終わったら庭園を散策。緑が生い茂る道を歩いていると美術館の敷地にいることを忘れてしまいそう。ちょっとした山道なので、おしゃれな靴は不向き。館内は人が多かったのに、庭園に出る人はあまりいなかった。だから、誰かとすれ違うとホッとした。道を下った先に出口があるので、山道を登って戻る必要なし。しかも出口からは二子玉川が近い。出口を出た瞬間に俗世間に戻ったような不思議な気分になった。
