⑤郷さくら美術館
住所：東京都目黒区上目黒1-7-13
アクセス：東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅徒歩5分
展示：現代日本画 夜 同時開催 : 桜百景Vol.29
追加料金：なし（一般料金500円)
見学日：2022年9月16日
東横線に乗っていると必ず目に入って来る美術館。読み方は「さとさくら」。車窓からだと存在感バッチリなのでそのつもりで目指して行ったら、うっかり通り過ぎてしまった。ガソリンスタンドのとなりにある小さな美術館だった。
「ぐるっとパス」を掲示してなかに入ると、大きな日本画に出迎えられる。人々が行き交う中目黒の街から、一気に非日常の日本画の世界へ入り込む。
夜がテーマの展示なので、どれも幻想的で神秘的。昼間との違いは明るさだけではない。ひんやりとした風や静寂さといった夜の独特な雰囲気が絵から伝わってくる。夜を描いた絵に囲まれた空間は落ち着いていて私好みだった。
1階→3階→2階の順で移動する。2階は季節外れの夜桜見物。展示室に入った瞬間に脳内で坂本冬美さんの「夜桜お七 」が流れ始めた。秋のはじまりに見る桜だったが、違和感は不思議なぐらいなかった。リアルな桜の季節は年度末＆年度初め。なんとなく心がざわざわしている時期なので、そうではないときに桜を愛でるのは新鮮で心地よい体験だった。
写真撮影ＯＫの場所が多めだったが、額に入っている作品はガラスに反射したものが写ってしまうので、あまり撮らなかった。アングルなど工夫できることを調べよう。
こちらは1階に展示されていた大きな桜。
美術館を出ると蒸し暑かった。桜の季節は美術館のなかだけだった。
